2026.09.16
プロモーション動画のCG制作事例|AI技術を活用した撮影なしの映像表現
今回は、プロモーション動画のCG制作事例をご紹介します。
CGを活用したプロモーション動画は、製品の形状や質感、機能を思いどおりに表現し、商品の認知拡大や販売促進につなげる手段として、多くの企業で活用されています。とくに、実写では見せにくい動きの表現や、実物がまだ手元にない段階での訴求が求められる場面で、CGならではの強みが発揮されます。
本記事では、リカバリーサンダルのプロモーション動画を3DCGとAIを組み合わせて制作した事例に沿って、認知拡大・販促につながるCG制作のポイントをご紹介します。
「実写では伝えきれない製品の魅力を映像で見せたい」「撮影に頼らず効率よくプロモーション動画をつくりたい」とお考えのご担当者様の参考になれば幸いです。
プロモーション動画のCG制作の概要
ご依頼主 – 神奈川県のインソールメーカー様 –
今回ご依頼いただいたのは、神奈川県のインソールメーカー様です。インソールをはじめ、サンダルなど足元にまつわる製品を幅広く展開されています。これまでにも製品の機能性や魅力を伝えるCG動画制作を担当させていただいており、継続的な信頼関係のもとで本案件をご依頼いただきました。
ご依頼内容 – リカバリーサンダルのプロモーション動画制作 –
リカバリーサンダルの機能性や着用時の効果を伝える、プロモーション動画のCG制作をご依頼いただきました。目的は、商品の認知拡大と販売促進です。実写撮影では表現しきれない動きや世界観を映像化し、製品の特長をより多くの方に直感的に理解してもらいたい、というご要望をいただきました。
プロモーション動画のCG制作のポイント – CGとAIを組み合わせた撮影なしの映像制作 –
本案件のポイントは、CGとAIを組み合わせることで、スタジオ撮影を一切行わずに映像を制作したことです。
製品はCADデータをもとにCGで精緻に再現し、人物が製品を着用しているシーンはAIを駆使して制作しました。実写では表現しづらい動きや世界観まで自由に描けるCGの強みを活かし、製品の魅力が直感的に伝わる訴求力の高い映像に仕上げています。
プロモーション動画のCG制作の流れ
世界観・ビジュアルイメージの設計
はじめに、社内のデザイナーが映像全体の世界観とビジュアルイメージを設計しました。製品の魅力をどのように見せるか、全体のトーンや配色、カメラの方向性をこの段階で固めることで、以降の工程でコンセプトがぶれないようにしています。
CADデータをもとにした3DCGモデリング
ご支給いただいたCADデータをもとに、製品を3DCGでモデリングしました。CADデータは正確な寸法情報を持つため、ソールの細かな凹凸や足の甲を覆う部分の造形、履き口の形状といった細部まで、寸法どおりに再現できます。


プロモーション映像では、製品が正しく美しく見えることが信頼感につながります。そのため、形状の正確さを損なわないよう注意しながらモデリングを進め、どの角度から映しても完成度の高いビジュアルに仕上げました。
AIを活用したシーンの生成
人物モデルや、製品を着用して歩くシーンなどはAIを活用。モーションの細部まで調整を重ねることで、滑らかで自然な動きを実現しました。

スタジオ撮影を行うことなく、見せたい角度や歩くモーションをAIで再現し、効率的かつ思いどおりに、製品を魅力的に演出できました。
動画編集・仕上げ
CGとAIで用意した映像を、動画編集によって一本のプロモーション映像にまとめました。製品が宙に浮かんで回転するダイナミックなカットや、着用して歩くシーンをテンポよくつなぎ、製品のデザインと使用イメージをあわせて伝える構成としています。
さらに、着用時の効果を視覚的に表現した光の演出や、製品の特長を伝えるテロップで、目に見えない機能や動きの意図が直感的に伝わるように仕上げました。


CGを活用したプロモーション動画の完成
完成した動画がこちらです。
3DCGによる精緻な製品表現と、AIを活用した人物・シーンの演出を組み合わせることで、製品の魅力を多角的に伝えるプロモーション動画が完成しました。短納期でのご依頼ながら、各工程で品質確認を重ねることで、品質を保ったまま納品できています。
今回の制作では、静止画のデザインからCGによるモーション、さらにAIによるアニメーションへと各工程を段階的に連携させる新しいフローを確立でき、表現の幅も大きく広がりました。
認知拡大・販促につながるCG動画の見せ方
製品の魅力を伝えるプロモーション動画や商品紹介の映像では、CGならではの「見せ方」が訴求力を大きく左右します。ここでは、認知拡大や販売促進につなげるためのCG動画の見せ方を、3つの観点からご紹介します。
素材の質感をリアルに作り込む
CG映像の印象は、素材の質感をどこまで作り込めるかで大きく変わります。金属の光沢や樹脂のマット感、透明感などは、光の設計によって思いどおりに表現できます。
ツヤのある素材では周囲の映り込みを加えるとリアルさが増し、マットな素材では陰影と表面の質感で見せるなど、素材に応じた作り分けが重要です。質感が忠実に伝わるほど、製品のグレード感や信頼感が伝わり、「欲しい」という気持ちにつながります。
魅力的に映るアングルや動きで見せる
CGでは、カメラの位置や動きをソフト上で自由に設計できるため、実際のカメラでは物理的に難しい至近距離や角度からも製品を見せられます。製品への寄りや回り込み、スローモーションなどを用いて、製品がもっとも魅力的に映る「見せ場」を演出できます。
SNSや広告では、一瞬で目を引けるかどうかが認知拡大の鍵です。印象に残るアングルや動きを設計することで、多くの人の記憶に残る映像になります。
内部構造や効果を可視化して訴求する
CGの大きな強みは、製品内部の構造や、実写では表現できない効果の仕組みを可視化できることです。実際の製品を分解したり切断したりしなくても、断面を見せる、外側を透過して内部を映す、製品の内側にカメラを入り込ませるといった表現で、見えない部分をそのまま映像にできます。
スペックや説明文では伝わりにくい特長や効果も、映像で目に見えれば、買い手はその良さを直感的に理解できます。あれもこれもと見せるのではなく、伝えたい強みに絞って可視化することで、製品の魅力がより鋭く伝わります。
プロモーション動画のCG制作まとめ
本記事では、リカバリーサンダルのプロモーション動画を、3DCGとAIを組み合わせて制作した事例をご紹介しました。CADデータをもとにした精緻なモデリングに加え、人物が製品を着用するシーンをAIで生成することで、撮影に頼らず、効率的かつ訴求力の高い映像を実現しています。
CG MAKERSのCG映像・3DCG動画制作サービスでは、動画の企画からCG制作、動画編集までをワンストップで対応しています。今回の事例のようにAIを活用した撮影なしの動画制作など、ご要望に合わせた柔軟なご提案が可能です。CG制作をご検討の際は、CG制作会社のCG MAKERSへお気軽にご相談ください。




